心と和 第四杯『虹色』
今月頭に始まった「心と和」も第4回、今年最後の更新です。
先週末にはクリスマスが有りましたね。
土曜日ということもあり、家族や友人と楽しまれた方も多いのではないでしょうか。
私も、クリスマスはお寺で御法話をさせて頂き、その後お寺さま方と楽しい席を満喫させて頂きました。
そんな折に、ふと
「私、宗教好き!お寺も教会もなんでもお参りする!『大切』って心が好きだから!」
以前聞いた、そんな言葉を思い出した。
たとえ宗教が違っても、大切な方を祝いよろこぶ心は違わない。
むしろ、よろこぶ心を知っているからこそ、他者のよろこびを尊重出来るだろう。
宗教者だからこそ、率先してよろこんでゆきたい。
人の心は千差万別。
いろんな色を好きな人が居て、だからこそ世界は彩られる。
和における『虹色(にじいろ)』
少し黄色味を帯びた、薄い紅色。
光の反射によって青みや紫みが強く見えるなど、様々な色に移ろって見える。
※和色では七色の並びが虹の色ではなかった。
白黒付けない日本人、それは全部呑み込んで虹色にしてしまうから。
赤色が一番好きでも、青や緑だって「綺麗だね」と言える心を繋ぎたい。
そんな世界に向けて、来年も一緒に歩んでいけたら良いな。
良いお年を。
片岡妙晶
真宗興正派 僧侶・宇治園製茶公認日本茶大使
ネコさんと売茶翁が好き
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